皆さん、こんにちは。
今回紹介するお話のテーマは、「目の前の現実を変える」方法についてのお話です。
以前このブログ内で、引き寄せの法則を正しく実践しているはずなのに、なぜ願いが叶わないのか?っというお話を紹介した事があります。願いが叶わない原因はせっかちさ?引き寄せ迷子についてのお話
その時原因の一つとして、『せっかちさ』という問題を取り上げましたが、実はその以外ににも考えられる原因があります。
それが、今回紹介する話のテーマでもある、『目の前の現実を見過ぎてしまう』っという問題です。
引き寄せの法則では、今見えている目の前の現実に強い関心を向け続けていると、現実を変える事が出来ないと言われています。う〜ん、それは一体なぜなのでしょうか?
これからその理由について詳しく解説していきたいと思いますので、もし興味がある方は読んでいただけると嬉しいです。
引き寄せで現実が変わらない原因は2つある?
世の中には、引き寄せの法則に関する情報が沢山溢れていますよね。
引き寄せの法則についての情報が知りたければ、本屋さんのスピリチュアルコーナーに行けば、それに関連する書籍を多数見つける事ができますし、YouTubeなどの動画サイトを覗けば、沢山のスピリチュアルティーチャーの方達が、引き寄せの法則についての詳しい解説動画などを投稿されています。

ただ、そういった情報を沢山仕入れて、学び、実践してみても、イマイチ上手く引き寄せられている実感を伴わない、っという事ってありませんか?
その原因として考えられるのが,「せっかちさ」と「目の前の現実を見過ぎてしまう」という2つの問題点です。
一つ目の「せっかちさ」については、以前投稿した「願いが叶わない原因はせっかちさ?引き寄せ迷子についてのお話」という記事内で詳しく紹介していますので、今回紹介するのはもう一つの原因である、「目の前の現実を見過ぎてしまう」っと言う問題について紹介していきたいと思います。
目の前の現実を見過ぎると、なぜ現実が変わらなくなってしまうの?
引き寄せの法則の仕組みについてのお話は、さまざまな本や動画などで詳しく紹介されているので、これまでにに多くの人が学び、すでに実践している人も多いと思います。
ですが、実践している人の中には、効果があったと言う人もいれば、あまり効果を実感できなかったと言う人もいると思います。
ではなぜ、引き寄せの法則を学び、実践しているのにも関わらず、効果があったという人もいれば、効果を実感できないという人がいるのでしょうか?
その理由の一つとして考えられるのが、「いま目の前で起きている出来事(現実)に、意識を集中させているから」っと言う事が考えられます。
なぜ、いま目の前で起きている出来事(現実)に意識を集中させていると、現実に変化が起きなくなってしまうのでしょうか?
引き寄せの法則について詳しく語られている、『エスター・ヒックス&ジェリー・ヒックス著 本田健訳 新訳 引き寄せの法則 エイブラハムとの対話』(SB Creative)と言う本の中で、エイブラハムはその理由について、次のように語っています。
現状に関心を向けると、同じような状況を引き寄せる
エイブラハム・『「引き寄せの法則」はあなたに対して、そしてあなたの「引き寄せの作用点」に対して働きます。
「引き寄せの作用点」は、あなたの思考によって創られます。ですから、あなたが自分について抱く感情は、強い磁力をもった「引き寄せの作用点」です。
自分は貧しいと感じていれば、あなたは豊かさを引き寄せることはできません。

自分は太っていると感じていれば、あなたは痩せた体型を引き寄せることはできません。

自分は孤独だと感じていれば、あなたは仲間を引き寄せることはできません。

それは「法則」に反しているからです。
まわりの多くの人たちが「現実」を指摘したがります。彼らは「事実を見なさい。現状を見なさい」と言います。
一方で、私たちが言っているのは「現状を見ることしかできなければ引き寄せの法則に従って、現状が創造されるだけである」ということです。
現状とは違うもの、あるいはそれ以上のものを引き寄せるためには、現状を上回るものに自分の思考を向ける必要があります』。
う〜ん、なるほど。現状をありのまま見続けてしまうと、引き寄せの法則に従って今の現状が創造され続けてしまうので、それを変えるためには、現状を上回るものに思考(意識)を向ける必要があるんですね。
引き寄せの法則は、とってもシンプルな法則
ここで簡単に、引き寄せの法則の仕組みについて紹介したいと思います。
引き寄せの法則の仕組みはとてもシンプルで、「引き寄せの法則」とは、「似たものは、引き寄せられる」っという法則のことです。(下記イラスト参照↓)

例えば、『毎日幸せ♪」「毎日楽しい♪」っという気分を感じながら日々過ごしていたとします。当然そう言う時は「良い気分」を感じていますよね。
そんな時僕(私)達は、周囲に対してとても高い波動(周波数)を発しています、(この波動というものは残念ながら目には見えないものです)。
そして、この時発せられた波動(周波数)に似たもの(マッチした)ものが、僕たちの人生経験に引き寄せられてくるという事になります。
なので簡単に言えば、良い気分でいれば良い出来事が引き寄せられてくるということになりますし、その逆に、日々を嫌な気分で過ごしていれば、その嫌な気分にマッチした嫌な出来事が、自分の人生経験に引き寄せられてきてしまうということになります。
こう聞くと引き寄せの法則って、とてもシンプルで簡単なものに感じられると思います。
現状に意識を向け続けていると、引き寄せの作用点が切り替わらない?
では何故、こんなにも簡単でシンプルな仕組みのはずの引き寄せの法則で、引き寄せられない人というのが現れてしまうのでしょうか?
そこで問題となってくるのが先ほど紹介した、『目の前の現実を見過ぎてしまう』っという問題です。
なぜ目の前の現実を見過ぎてしまうと、目の前の現実が変わらなくなってしまうのかと言うと、『引き寄せの作用点』が変わらなくなってしまう、と言う問題が起こるからのようです。
それはどう言うことかと言うと、例えば豊かさが欲しい人の場合で表します。(下記イラスト参照↓)

一番左は(お金が足りない)という、今実際に目の前で起きている現実に意識を向けている状態です。(一番最初の段階ではこれが普通です )
真ん中は、そこから(望まない事)から意識逸らし、自分の望むこと(豊かさ)に意識を向けることを決めた段階です。
そして一番右は、実際に豊かになったら自分はどう感じるのかなど、自分の望むこと(豊かさ)にきちんと意識を向けている状態です。
目の前に見える不足感から意識を逸らし、豊かさについて意識を向けると、引き寄せの作用点というものが変わります。
引き寄せの作用点とは簡単に言えば、「自分自身に引き寄せられてくるものを変える」っということです。
では、このような場合はどうでしょうか?(下記イラスト参照↓)

一番左と真ん中については、さっきの場合と同じですよね。ですが、一番右の場合はどうでしょうか?
せっかく真ん中の段階で望むことについて意識を向けようと決意したのにも関わらず、また現状に意識を向けてしまいました。
先ほどエイブラハムは、こんなことを語っていました。
エイブラハム・『自分は貧しいと感じていれば、あなたは豊かさを引き寄せることはできません。』っと。
…っということは、いま現在の状況が仮に貧しかったとしても、そのまま目の前の貧しいという状況を観察し、そう感じていれば、その貧しいという状況が、これから先もずっと続いていってしまうという事になります。

豊かさを引き寄せるためには、いま目の前の状況が実際はそうではないとしても、豊かだと感じる方に意識を向け、豊かだと感じる方法を見つけなければいけないという事になります。
では具体的に、どのように望む事に意識を向けていけばいいのでしょうか?。
望むものに意識を向ける、創造のワークショップ
望む事に意図的に意識を向け、その願いが叶った時の気分を感じる方法として、エイブラハムが教える「創造のワークショップ」というものがあります。そのやり方は次のようなものです。
毎日15~20分間、誰にも邪魔されない静かな場所を探して座り、そして、自分の理想の人生について考え、理想の自分の姿を思い描き、自分の好きなものに囲まれている姿を想像してみると言う方法です。
エイブラハムはこの方法を、「意図的な創造のプロセス」と呼んでいます。

これをやる目的についてエイブラハムは、新訳 引き寄せの法則 エイブラハムとの対話(SB Creative)という本の中で、次のように説明しています。
エイブラハムの「創造のワークショップ」の手順
エイブラハム・『中略
どんなものでも、人生の中で実現させたいと思うものを見かけたら、そのデータを頭の中にあるデータ銀行に預けるイメージをしてみましょう。
「ワークショップ」の中で、そのデータを自分の中に取り込んでみてください。これは、実現させたいものを引き寄せる自分の波動を創っていく作業です。
普段、どんなことをやっていたとしても、自分の望む姿を描いて、それを引き寄せるために「ワークショップ」の中に取り入れたいと思うような欲しいものを探すことこそが大切なのです。
このことを理解できれば、あなたがなれないもの、できないこと、手に入れられないものは何もないことがわかるでしょう』。
う〜ん、なるほど。この「創造のワークショップ」の目的とは、自分の人生で実現させたいものを引き寄せる、自分の波動を創っていくために行うものなんですね。
自分の望む理想の姿を思い描いても、なかなか実現しない原因とは?
先ほどエイブラハムは、「創造のワークショップ」を行うことで、自分の理想の人生について考え、理想の自分の姿を思い描き、自分の好きなものに囲まれている姿を思い描くことで、実現させたいものを自分に引き寄せる波動を創っていくことができる、と語っていました。
でも、こう思うことってありませんか?
『いやいや、今まで願いが叶ったところをイメージする視覚化(ビジュアライゼーション)を沢山やってみたけれど、全然効果なんてなかったんだけど…
…っと。
う〜ん、これは一体なぜなのでしょうか?
どうやらそこには、主に下の2つの原因があるようです。
- 原因1・強い感情を伴わない思考だったから
- 原因2・『純粋に』望むものを視覚化できていなかったから
っというものです。
それぞれ、一つずつ説明していきます。
原因1・強い感情を伴わない思考の場合
最初は、「原因1・強い感情を伴わない思考だったから」っという事についてです。
エイブラハムによると、どんな小さな思考であったとしても引き寄せる力というものは存在しているそうですが、実は『強い感情』を伴わない思考というものは、引き寄せる磁力がとても弱いそうなのです
エイブラハムは次のように語っています。
強い感情を呼び起こす思考は、すぐに実現する
エイブラハム・『あなたの思考には、磁石のように引きつける力がある」と話しました。
ここで明確にしておきたい事があります。全ての思考は創造される可能性がありますが、「強い感情を伴わない思考は、思考の対象をすぐに現実化しない」という事です。

思考が強い感情を伴う場合、ポジティブ、ネガティブにかかわらず、その思考の本質は、物質世界の経験として、すぐに実現します。
あなたが感じている感情は、「内なる存在」からのコミュニケーションであり、あなたが宇宙のパワーにアクセスしていることを知らせてくれています』。
う〜ん、なるほど。ただ『自分の願いが叶ったところをイメージする』だけではダメで、思考に『強い感情』が組み合わさることで、引き寄せる力が強まり、現実化するスピードが早まるということなんですね。
原因2・『純粋に』望むものを視覚化できていない
2つ目の原因は、『原因2・『純粋に』望むものを視覚化でていない』というものです。
この『純粋に』というところがとても重要で、エイブラハムによると、僕たちが強い意図を持って願望を視覚化(望みが叶っているところをイメージ)したとしても、それでも望みがなかなか実現しないという場合、考えられる原因は次のようなものだと語っています。
望みがなかなか実現しない主な原因とは?
質問・私たちが強い意図を視覚化してもまだそれが実現していない場合、その理由として最も一般的なものは何でしょうか?
エイブラハム・『自分の望むものを「純粋に」視覚化していれば、それはすぐに実現するはずです。大事なのは、純粋に視覚化する、という事。
何故なら、それによって私たちは自分の望む方向にのみ、思考を向ける事ができるからです。
「これが欲しい、でも…..」というように、願望を口にしたあとに「でも」を付けてしまうと、欲しいという願いは取り消されるか、あるいは視覚化される前に消えてしまいます。

また、あなたは、「自分の願望が実現している状態」について考えているのと同じくらい、あるいはそれ以上に、「自分の願望がまだ実現していない状態」について考えてしまいます。
願望が実現するスピードが遅いとしたら、理由はただ一つです。

願望の実現について考えるより多くの時間を費やして、願望が実現していない事について考えているからです』。
う〜ん、なるほど。「願望の実現について考えている時間」よりも、「願望がまだ実現していない』という事について考えている時間の方が長いと、願望が叶うまでのスピードが遅くなってしまうんですね。
望むものを素早く手に入れる(実現する)方法とは?
先ほど、自分の望みが叶ったところをイメージしてみても、望みがなかなか叶わない原因についてのお話を紹介しました。
原因の一つは、『強い感情を伴わない思考だから』というもので、もう一つが、『「純粋に」願望を視覚化できていない』と言う事と、『願望の実現について考えている時間よりも、願望がまだ実現していないという事について考えている時間の方が長いから』というものでした。
では、それらの話を踏まえたうえで僕(私)達は、一体どうすれば、自分の望むものを素早く手に入れる事ができるようになるのでしょうか?
そんな人達に向けてエイブラハムは、次のようなアドバイスしています。
「現状」に注意を向けるのではなく、自分の欲しいもの『目』と『言葉』と『思考』を向けるようにする
エイブラハム・『あなたが欲しいものを明確にし、それを手に入れるまで意図的に思考を向ければ、欲しいものの本質はすべて、すぐにあなたのものになります。

現状に注意を向けるのではなく、自分が求めているものを純粋に思い描くことに時間を費やすことができれば、現状ではなく、自分が求めているものをより多く引き寄せることができるでしょう。
磁力を帯びた「引き寄せの作用点」を変えられるかどうかの問題なのです。

「現状」に目を向けたり、言及したり、思考を向けたりするのをやめて、自分が欲しいものだけに純粋に、目と言葉と思考を向けるようにするのです。
あなたが、自分の欲しいものについて話したり、考えるほど、願望実現のスピードは速くなります』。
う〜ん、なるほど。『目の前の今ある現状』に意識を向け続けるのを一旦やめて、自分が欲しいもの(求めているもの)に対して、「純粋」に(目)と(言葉)と(思考)を向け続けていくという事が、とても大切な事なんですね。
終わりに
いかがだったでしょうか。
僕たちはどうしても、「こうなりたい!」っという自分の望みについて考える時間よりも、今目の前にある「現状」に反応し、そこに意識を向け続けてしまう時間の方が長くなってしまいますよね。
何故なら、その方が現実的であり「リアル」だからです。
ただ、その目の前にある「現状」に意識を向け続けてしまうと、どうしても目の前の現実というものは、変わらなくなってしまうようなのです。
なのでもし、「なかなか目の前の現実が変わらないなぁ〜」っと思われる方は、いったん目の前にある今の「現状」に意識を向け続けてみるのを少しやめてみて、自分の「望むこと」について、もっと意識を向けてみる時間を作ってみてはいかがでしょうか。
今回記事内で紹介した本に興味がある方は、ぜひそちらも読んでみて欲しいと思います。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。