皆さん、こんにちは。
突然ですが皆さんは今現在、人間関係などで悩みを抱えたりしてはいないでしょうか?
例えば、
- 『う〜ん、どうすれば理想的なパートナーに出会えるんだろう?』
- 『現在親子関係でトラブルを抱えているんだけど、一体どうすればいいんだろう?』
- 『学校や職場などで、いつも人間関係でのトラブルに巻き込まれてしまうんだけど、一体なぜなんだろう?』
などなど、人間誰しも人間関係について、多かれ少なかれ悩みを抱えていると思います。ではなぜ僕たちは、人間関係について悩みを感じてしまうのでしょうか?
どうやらそこには、僕たちが人生経験を積むうちに、「間違った前提」というものを取り入れてしまい、本来の正しい宇宙の「法則に基づく人生の前提」というものを、忘れてしまっているからだということです。
今回紹介する1冊は、そんな「間違った前提」を明らかにし、「正しい前提に」に置き換えることで、良好な人間関係を築く方法が書かれているこちらの1冊です。
『エスター・ヒックス&ジェリー・ヒックス著 本田健訳 The Vortex 新訳 人間関係と引き寄せの法則 パートナー・家族・セクシュアリティの秘密』(SB Creative)
本書の「はじめに」の部分で共同著者のジェリー・ヒックスは、この本について次のように語っています。
ジェリー・ヒックス・『本書「人間関係と引き寄せの法則」では、エイブラハムは、道しるべとなる、より広い視点にフォーカスしています。さまざまな人間関係に関して一般的に広まっている、あらゆる間違った前提を明らかにしています。
そうした間違った前提(宇宙の自然な法則との関係においての「誤り」)に出会ったとき、エイブラハムの視点と、あなたの人生経験を重ね合わせてみてください。
もし、人生がより良い方向に向かう余地があると感じたならば、今の人生が良いものであっても、さらに良いと感じる状態へ持っていくことができるでしょう』。
これから少しだけ、この本の内容について紹介して行きたいと思いますので、よかったら読んでいただけると嬉しいです。
著者・訳者紹介

はじめに、この本の著者と訳者の方の紹介をしてみたいと思います。
著者
この本は、エスター・ヒックスとジェリー・ヒックスというヒックス夫妻が、共同で執筆をされています。妻であるエスターが、見えない世界にいる教師たちの集合体であるエイブラハムと呼ばれる存在とチャネリングをし、そのエイブラハムとの対話から導き出された教えを1986年ごろから、最初は仲間内だけに公開し始めました。
その後エイブラハムが語る、お金、健康、人間関係などに関する様々な教えが、多くの人が抱える人生での問題解決に役立つという事に気がついた事により、1989年ごろからは、全米50都市以上でワークショップ活動などを開催しているそうです。
2011年、長年のパートナーであったジェリーが見えない世界に旅立ち、エスターはこの世の友人たちと、見えない世界のエイブラハムとジェリーの助けを借りて、人生をより良くして行きたいと願う多くの人たちに、今もエイブラハムの教えを広める活動をしています。
エイブラハムに関する著書、カセットテープ、CD、ビデオ、DVDなどは700点以上にものぼり、日本ではSB Creativeから『引き寄せの法則 エイブラハムとの対話』『実践 引き寄せの法則』『引き寄せの法則の本質』『いつでも引き寄せの法則』『お金と引き寄せの法則』『理想のパートナーと引き寄せの法則』などがシリーズ化されています。
『いつでも引き寄せの法則 願いをかなえる365の方法』
以前に書いた、著者の本の紹介記事はこちらから↓
サラとソロモン 少女サラが賢いふくろうソロモンから学んだ幸せの秘訣
訳者
この本の訳者は、本田健さんという方が翻訳をされています。日本の神戸で生まれ、これまでに経営コンサルタント、投資家などを経て、若干29歳で育児のためセミリタイア生活に入りました。
4年間の育児生活中に作家になるビジョンを得て、そこから執筆活動を開始。これまでに「お金と幸せ」「ライフワーク」「ワクワクする生き方」をテーマにした1000人規模の講演会やセミナーを全国各地で開催。そのユーモア溢れるセミナーには、日本だけではなく、世界中から受講生が駆けつけているとのことです。
主な書籍は『ユダヤ人大富豪の教え』『20代にしておきたい17のこと』(以上大和書房)、『きっと、よくなる!』 (サンマーク出版)、『大好きなことをやって生きよう!』(フォレスト出版)など200冊以上出版されていて、これまでの累計発行部数は800万部を突破しているとのことです。
本の内容紹介

ここからは、本の内容紹介をして行きたいと思います。
この本では各章ごとに、次のようなお話が紹介されています。
Part1・ボルテックスと引き寄せの法則
喜びに満ちた瞬間を共に創造してくれる相手を引き寄せるには
Part2・パートナーと引き寄せの法則
完璧な相手を引き寄せる
Part3・セクシャリティと引き寄せの法則
セクシャリティ、セクシャリティと他人の意見
Part4・子育てと引き寄せの法則
コントラストのある世界でポジティブな親子関係を築く
Part5・自己肯定感と引き寄せの法則
感謝がボルテックスへの鍵
さすがに本の内容全ては紹介できませんので、今回の紹介記事では主に、この本の中に登場するエイブラハム用語の解説と、人間関係を良くするためのヒントになるお話を、少しだけ紹介してみたいと思います。
エイブラハムの本を理解するために欠かせない重要な用語解説
はじめに、この本の中に登場する、エイブラハム用語を紹介してみたいと思います。この本の中には次のような、いくつかの重要な意味を持つ英語の単語が登場します。
- ・インナービーイング
- ・ウェルビーイング
- ・コントラスト
- ・ボルテックス
- ・アライン
過去にエイブラハムの本を読んだ事がある人ならば、これらの詳しい意味などについて既にご存知の方もいるかと思いますが、本書では、エイブラハムの本を初めて読む人でも理解しやすいように、本書の(訳者はじめに)と言う箇所で、訳者の方が『訳語解説』をしてくれています。
ちなみにこの本の翻訳作業には、現在YouTubeで『エイブラハムQ&A』というチャンネルを運営しているこうちゃんさんと言う方と、その奥様でもあり、同じくYouTubeで『RACHELchannel レイチェルチャンネル』というチャンネルを運営している、レイチェル・チャンさんと言う方がご夫婦が参加をされています。
それぞれの言葉が持つ意味について、エイブラハムに詳しいお二人が、次のように解説してくれています。
インナービーイングとは?

最初は、「インナービーイング」についてです。インナービーイングとは、そもそもどう言ったものなのでしょうか?
インナービーイングについて
「インナービーイング」は、本書で77カ所出てきます。直訳だと、「うちなるあり方」と言う意味ですが、おふたりはどういう意味だと思いますか?
わたしたちが自分だと認識している「肉体の自分」だけでなく、同時に「インナービーイングである自分」も存在しています。
なので、インナービーイングとは目には見えない、ピュアでポジティブな波動の、史上最高の「本当の自分」でもあると言えます。
例えば、あなたが映画館にやってきたとします。席についてスクリーンに映る物語を観るあなたは、いつから存在していたでしょうか?もちろん、映画館に入る前からずっと存在していましたよね。それがインナービーイングとしての自分です。そして、映画館の席に座って映画を観ているのが肉体をもつ僕たちです。
驚くべきことに、僕たちが映画館に入ってからも、インナービーイングは映画館の外に存在しつづけています。それだけでなく、非物資世界のいわば映写室の中で、新しい物語の映画を作り直してくれているのがインナービーイングです。
中略
インナービーイングは、今も映画館の映写室の中で働いてくれていて、僕たちが観たい最高の物語を準備してくれているのです。
う〜ん、なるほど。インナービーイングとは、肉体を持っている僕たちとは別の、目には見えない、 (もう一人の本当の自分)のことなんですね。
ウェルビーイングとは?

次は、ウェルビーイングについてです。これは最近日本でも、少しずつ使われるようになってきた言葉ですよね。
ウェルビーイングについて
「ウェルビーイング」もいっぱい出てきます。35カ所です。これは、日本語でもごく最近語られるようになりましたよね、僕は、「健康と幸せ」という訳語でいいかなと思いますが、こうちゃんとレイチェルさんはどう思いますか?
おっしゃる通りだと思います。そして、エイブラハムが言うウェルビーイングは、「心身の健康と幸せ」に加えて「すべてのよきもの」も含まれています。
エイブラハムは、この世界にはウェルビーイングの流れしかないのだと言います。逆に言うと、悪いものが流れてくることはないということです。健康や豊かさなどすべての良きものが僕たちに流れてきています。
それに抵抗することなく、ありのまま受け取ればいいだけだと教えてくれています。
日本語に置き換えてしまうと、せっかくのウェルビーイングの言葉が溶け込んでしまうので、あえてウェルビーイングという言葉を残しましょう。
う〜ん、なるほど。ウェルビーイングとは「健康や幸せ」、「全てのよきもの」のことであり、そもそもこの世界には、ウェルビーイング(良い流れ)しかないものなんですね。
コントラストとは?

続いては、「コントラスト」という言葉についてです。、これは聞いたことがある人も多い言葉かもしれませんね。
コントラストについて
悩ましいのが、「コントラスト」です。なんと67カ所も出てきます。
英語の会話で言う「コントラスト」は一般的に、試練や大変なことなどを指しますが、エイブラハムは「多様性」と表現しています。
つまり、肉体を持たないエイブラハムたちからすると、「コントラスト」に良いも悪いもなく、その多様な体験によって私たち一人一人、さらに宇宙をも拡大させるので、価値あるものとしてみています。
コントラストを絵の具に例えると分かりやすいと思います。パレットにある色が増えれば、選択肢が増えますよね。コントラストという絵の具の中から、すべての色を使う必要はありません。好きな色だけを使って、望む人生を描けばいいのです。
コントラストという様々な色の中から好きな色を見つけ、無限に創造という絵描きを楽しむことができるのです。
う〜ん、なるほど。エイブラハムが考えるコントラストと言うのは「多様性」のことであり、多様性があると言うことは、確かに選択肢の幅も増えますよね。
ボルテックスとは?

エイブラハムの本の中に登場する数ある言葉の中でも、難しい概念の一つがこの「ボルテックス」と呼ばれるものです。
ボルテックス
なんと164カ所も出てきます。コントラストと同じように、難しい概念が、「ボルテックス」かなと思います。
ボルテックスは「波動の現実」で目には見えませんが、わたしたち一人一人それぞれのボルテックスを持っていて、人生経験を通して中身が構築されていくので、その人特有のものです。
そして人間として生きている限り、さまざまな経験をする中で常に拡大しています。その拡大に追いつくこと、近づくことで真の幸せを得られると言います。
ボルテックスは植物の種にたとえられます。種が土の中にある段階では、まだ僕たちの目には見えません。それはボルテックスという波動の現実も同じです。
この世界では、僕たちが何かを願った瞬間に、願いの種が目に見えない世界の中に植えられます。あとは、いい気分という環境を用意してあげれば、自然に土から芽を出して、いつか花を咲かせ、果実が実ります。
うーん、なるほど。ボルテックスとは(波動の現実)と呼ばれるもので、目には見えないけれども、僕たちが何かを願った次の瞬間、ボルテックスと呼ばれる目には見えない世界では、願望はすでに実現しているんですね。
アラインとは?

次アラインという言葉の意味についてです。アラインとはどういう意味なのでしょうか?
アライン
他にも、「アライン」という言葉が、何百ヶ所も出てきます。これはほぼ調和という言葉と語感が似ているので、読みやすくするために「調和」で統一しました。
自分本来の姿と波動的に調和がとれるという言葉が、それだけ大切だということです。
アラインとは、家電製品を使う前にプラグをコンセントに刺すようなものです。掃除機をかける前に、まずはプラグをコンセントにさすことを考えるように、まずは波動的に調和することで、源(ソース)のエネルギーを受け取りながら楽しく行動する事ができます。
中略
源(ソース)エネルギーは、わたしたちに向かって絶え間なく流れてきます。
中略
物理的な場所は関係ありません。ポジティブな気持ちになる思考を見つけるだけで、いつでもどこでも源エネルギーを補給できます。
インナービーイングとのアラインは、大学の学位のように一度手に入れたら一生ものというわけではなく、今この瞬間そうであるかそうではないか、です。
インナービーイングとアラインしていれば、いい気分だし、アラインしていなければ、嫌な気分になります。それはまるで燃料メーターのようなものです。
ネガティブな気持ちになっているなら、インナービーイングと同じ思考を頭の中に補給すればいいのです。
中略
これが感情のガイダンスシステムの基本的な使い方です。
う〜ん、なるほど。インナービーイング(もう一人の本当の自分)と調和する事をアラインと呼び、そしてインナービーイングとアライン出来るようになると、源(ソース)エネルギーと呼ばれるものを受け取る事ができて、楽しく行動ができるようになるんですね。
エイブラハムがこの本を書いた目的とは?
この本のテーマは人間関係についてですが、人間関係で悩みを抱えていると、ついこんな風に思ったりすることありませんか?
「職場や学校などでの人間関係での悩みさえなくなれば、もっと人生は楽になるし、毎日楽しく生きられるのになぁ…」っと。
確かに職場や学校などいろんな人がいる環境にいると、人間関係でのストレスを感じる事ってありますよね?
そんな時、もし自分と気の合う仲の良い人たちだけと人間関係を築いていけたとしたら、人間関係に悩まされないし、ストレスを感じなくてすむと思います。
しかしエイブラハムの話によると、僕たちのこう言った考え方は、どうやら「間違った前提」を元にした考え方だと言う事です。
エイブラハムはこの本を書いた目的について、次のように語っています。
喜びに満ちた瞬間を共に創造してくれる相手を引き寄せるには
エイブラハム・『人生とは、本来、気分がいいものです。物質世界の体験の中でも、人間関係こそが、わたしたちの拡大に最も貢献し、最大の喜びを与えてくれます。
あなたは、生まれる前から、それを知っていました。多様な人間関係を楽しみ、創造するものを選ぶことが、あなたの計画でした。そうして、今あなたはここにいます。
中略
あなたが「非物質世界の確かな知識」と調和して、創造の新領域を探検するためのガイダンスシステムの存在に、意識的に気づくことが、私たちの願いです。
あなたは再び「本当の自分」と意識的につながります。物質世界で誤って受け取ってしまった数々の間違った前提を捨て、宇宙の「法則に基づく人生の前提」を受け取るサポートをしたいと、願っています。

一見、謎解きが不可能に思える人間関係を解き明かしましょう。世界中の何十億人もの人と地球を共有することについて細かく整理して、違いがあることの醍醐味(だいごみ)を再発見するのです。
わたしたちはそのお手伝いがしたいと思っています。何より、永遠の非物質世界の源と言う「本当のあなたとの一番大切な関係」を再び築くのを助けたいのです。
そうして今、わたしたちはここにいます』。
う〜ん、なるほど。エイブラハムによると、どうやら僕たちは人生経験を積んでいくうちに、人間関係について「間違った前提」と言うものを、徐々に取り入れて、身につけてきてしまっているようですね。
人間関係について僕たちは、「間違った前提」を持ってしまっている?
先ほどのお話の中でエイブラハムは、僕たちの中には、この物質世界の中で誤って受け取って来てしまった数々の、間違った前提というものがあると語っていました。
では、その間違った前提とは一体どう言ったものだと思いますか?
エイブラハムによると、僕たちの一番ありがちな間違った前提というのが、「自分がどう感じているのか」と言う事よりも、「自分の事を他人がどう見ているのか」と言うことの方を、もの凄く気にしている人が多いと言う事です。
なぜこれが、「間違った前提」なのでしょうか?エイブラハムはその理由について、次のように語っています。
わたしたちは間違った前提をもったまま生きているのか?
エイブラハム・『中略
間違った前提や不安定な土台の上に立って生きている人が多いのは、例外なく「自分がどう感じるか」よりも、「他人の目を気にしている」からです。

そのため、多くの人たちと関わり合うなかで、時間が経つにつれて自分の中にある「ガイダンス」を見失ってしまい、「本当の自分」からどんどん遠ざかってしまうのです。
(彼らもいい気分になりたいと思っているので、一時的にでも自分が良い気分になるようなふるまいをするよう周りの人たちに教え込みます。
それはすなわち、「あなたではなく、私を喜ばせなさい」と言うことを意味します。つまり、「自己中心的になって自分を満足させてはいけない。わたしをを喜ばせなさい」ということです)。
そうやって、時間が経つにつれて、どんどん心地が悪くなり、次々と誤った結論に至ってしまい、最後には完全に自分を見失ってしまうのです。
普通に考えると、そう言った間違った前提が明らかになりさえすれば、物事がクリアになり、ウェルビーイング(健康と幸せ)の道に戻ることができるように思えるでしょう。
しかし、間違った前提の中にいると、その前提から生まれた結果にフォーカスしながら、その波動に飲み込まれてしまいます。つまり、間違った前提に基づいた結果を引き寄せてしまうのです。
前提そのものに誤りが含まれているように見えなくなってしまいます。あなたが「信じていた」ように人生が進むと、その前提が間違っているようには感じないと言う事です』。
う〜ん、なるほど。確かに僕たちの中には、他人から認められたり評価されたりすることで、自分の「価値を証明」するという、「承認欲求」というものがありますが、これもそもそも間違った前提なんですね。
状況や他者の言動をコントロールする事ができれば、自分の気分も良くできる?
皆さんは今までに、職場や学校などさまざまな場面で、他人から嫌なことを言われてしまい、傷ついたり、気分が落ち込んでしまった、などという経験はありませんか?
人から嫌な事を言われたりすると、ついついそのことについて考えすぎてしまったり、落ち込んでしまったりしますよね。ではなぜ人は、他人から嫌なことを言われたりすると、ネガティブな気分を感じてしまうのでしょうか?
エイブラハムによるとその理由は、僕たちの源(インナービーイング)が知っている本当の自分自身に対する視点と、今の自分がそれとは異なった考え方(思考)をしていると言うことを気づかせるために、僕たちは、ネガティブな感情と言うものを感じるようになっているようなのです。
でもだとしたら、そもそも他人が、自分が不快に感じるような言動をしないでくれれば、ネガティブな感情を感じることもなく、常に幸せで良い気分で過ごせるはずですよね?。
ただエイブラハムによると、この「周囲の状況をコントロールすることで、良い気分か悪い気分かが決まる」という考え方自体も、どうやら「間違った前提」だと言うことなのです。
エイブラハムはその理由について、次のように語っています。
目指しているのは、周りの状況をコントロールすることではなく、自分の思考の方向をコントロールすること
エイブラハム・『中略
「本当の自分」と再びつながらなければいけません。例えば、思いやりがない(本当の自分とつながっていない)人に、「あなたは頭が悪い」と繰り返し言われたら、最初は反発を覚えるでしょう。
「あなたは頭が悪い」という言葉が、あなたの「源」が本当に知っていることとは全く異なるため、あなたはネガティブな感情を覚えるはずです。

でも、この言葉を何度も聞くうちに、あなた自身もその間違った前提を信じはじめ、頭の中で繰り返すようになります。
こうして自分には知性があると言う感覚は、相反する波動の活性化によって干渉を受けます。自分の知性がかけているという証拠を引き寄せはじめ、事実上、間違った前提が真実になります。
真実である証拠が示されてしまうと、その前提が「間違っている」と言うのがますます難しくなってきます。時間の経過とともに、それが本当のことだと信じるようになってしまうのです。
中略
誰かの望ましくない言動を見たとき、そう言う状況がなければそれを目にすることはなかったのに、と多くの人は思うでしょう。
中略
今の状況や相手をコントロールすれば、自分の気分も良くなると思っている人は多くいますが、その信念こそが、最大の間違った前提です。
望まない状況を目にしたとき、その状況を全て変えることができたら、自分の気分も良くなる、という信念は、「宇宙の法則」に反するだけでなく、あなたが存在する理由にも反することになります。

あなたは、周りの状況をすべてコントロールしようとしていたわけではありません。あなたが目指していたのは、自分の思考の方向をコントロールする、ということなのです。
この本を通して、物質世界の現実の混乱や歪みの原因となっている一連の「間違った前提」を明らかにしましょう。
わたしたちは、あなたがこの本を読み進めるうちに、「より広い視点」と矛盾する間違った前提を手放せるように願っています。
あなたが本来の自分に戻り、流れてくる人生のウェルビーイング(健康と幸せ)を受け取れるようになることも』。
う〜ん、なるほど。誰かに不快な事を言われた際にネガティブな気分になってしまうのは、それが僕たちの「源」が知っていることとは異なるため、僕たちはネガティブな感情を感じてしまうんですね。
そして僕たちが目指すのは、「状況や他人をコントロールする」ことではなく「自分の思考の方向性をコントロールする」と言うことなんですね。
…以上で、今回の本の内容紹介は終わりです。
これ以降の章を読み進めていくと、僕たちが信じ込んでいる多くの「間違った前提」と言うものが一つ一つ明らかになり、本来の正しい、宇宙の「法則に基づく人生の前提」に、エイブラハムが優しく導いてくれます。
この本は今現在、人間関係で何かしらの悩みを抱えている人などには、特におすすめの1冊だと思います。
今回の紹介記事を読んで本書に興味を持たれた方は、ぜひ一度読んでみてはいかがでしょうか。おすすめの1冊です。
終わりに
いかがだったでしょうか。
この本の中で繰り返しエイブラハムが語っているのが、僕たちは人生経験を積むうちに、人間関係に対して「間違った前提」を元に、他者との関係性を構築しているということです。
この本の中では、そうした僕たちが長年自然と身につけてしまった「間違った前提」と言うものが、幾つも明らかにされています。
「間違った前提」とは一体どういったものなのか?どうすれば、「正しい役立つ前提」に置き換えることができるのでしょうか?
共同著者であるジェリー・ヒックスは、この本の中で次のように語っていますので、最後に紹介して終わりにしたいと思います。
「間違った前提」を修正し、「最も役立つ前提」に置き換えよう!
ジェリー・ヒックス・『中略
本書を手に取ったとき、あなたはいい気分でしたか?そうであれば、本書に書かれていることを活用し、意図的に考えることで、人生はもっと気分のいいものになります。
あまりいい気分でなくても、人生のどん底にいたとしても、本書に書かれている視点を学べば、徐々に良い方向に向かうでしょう。
本書を読めば、自分という存在に対して根本的に考え方が変わるかもしれません。長い間、感じていた無力さから解放され、本来備わっている内なる幸せと長期的に調和し、喜びを感じられる珍しい人になれるでしょう。

あなたが、内なる幸せと調和できたら、自分の波動と合致するすべてのものや人間関係を、磁石のように引き寄せることになるでしょう。
中略
本書「人間関係と引き寄せの法則」には、日々実践できる、素晴らしいアイデアがたくさん詰まっています。また、あなたの人生に影響を与えてきた可能性のある数々の「間違った前提」にも触れています。
読み進めていけば、「間違った前提」を意識的に、自分にとって「もっとも役立つ前提」に、置き換えることができます。
エスターとわたしは、エイブラハムと一緒に、あなたと共同創造の旅に出られることをとてもうれしく感じています。
あなたが、エイブラハムの教えに含まれている学びのプロセスや新しい視点を試しながら、喜びを受け取っていくことを楽しみにしています』。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。