皆さん、こんにちは。
皆さんは引き寄せの法則と言うものをご存知でしょうか?。引き寄せの法則とは簡単に言うと、(それ自身に似たものを引き寄せる)と言う法則のことです。
つまり、自分が豊かだだと感じていれば豊かさが引き寄せられてくるし、自分が貧しいと感じていれば、自分が貧しいと感じるような、人、環境、状況などが、自らの人生経験に引き寄せられてきてしまうと言う法則です。
ただそうは言っても、今目の前にある状況が自分の望み通りの状況では無いと言う場合、自分の感じ方(豊かで無いのに豊かだと感じるなど)を変えるのって、かなり難しい事だと思いませんか?ではそんな時僕たちは、一体どうすればいいのでしょうか?
今回皆さんに紹介するのは、そんな疑問を持つ全ての方におすすめするこちらの一冊です。
「エスター・ヒックス&ジェリー・ヒックス著 吉田利子訳 実践 引き寄せの法則 感情に従って”幸せの川”を下ろう」(SB Creative)
この本の帯にはエイブラハムの、こんな言葉が書かれています。
エイブラハム・『
いつも「いい気分」でいれば、 願いは叶う
川の流れに逆らってはいけない。ただ流されるがままにしなさい』。
これから少しだけ本書の内容などを紹介して行きたいと思いますので、よかったら読んで頂けると嬉しいです。
著者&訳者紹介

はじめに、この本の著者と訳者の方を紹介したいと思います。
著者
この本は、エスター・ヒックス&ジェリー・ヒックスと言う、アメリカ人夫妻の方が共同で執筆をされています。1985年、夫婦ともに瞑想を長く続けてきた(約9ヶ月間)ある日のこと、妻であるエスターが、突然エイブラハムと名乗る存在からのメッセージを受け取り始めました。
その後、その受け取った言葉を近しい人たちに語り始める中で、その受け取った言葉が自分達だけではなく、問題を抱える多くの人々の役に立つ事に気づき、エスターとジェリーは、エイブラハムの教えを幸せな人生を送りたいと願う全ての人たちに届ける決心をしました。
1989年以降、テキサス州サン・アントニオのカンファレンス・センターを拠点に全米50以上の都市でワークショップを開催し、現在まで続く、エイブラハムの「引き寄せの法則」の教えを広める活動をしてきました。
2011年、夫であるジェリーは見えない世界に旅立ち、エスターはこの世の友人たち共に、見えない世界のエイブラハムとジェリーの助けを借りて、現在も精力的に、エイブラハムの教えを世の人々に伝えるべく、ワークショップなどを開催し続けています。
主な著書は、「引き寄せの法則 エイブラハムとの対話」「新訳 お金と引き寄せの法則 豊かさ、健康と幸せを引き寄せる」(以上全てSB Creative)「サラとソロモン 少女サラが賢いふくろうソロモンから学んだ幸せの秘訣」(ナチュラルスピリット)「物語で読む引き寄せの法則 サラとソロモンの友情」「物語で読む引き寄せの法則 サラとソロモンの知恵」(以上河出書房新社)などがあります。
以前書いた著者の本の紹介記事はこちら↓
サラとソロモン 少女サラが賢いふくろうソロモンから学んだ幸せの秘訣
訳者
この本の訳者は、吉田利子(よしだ・としこ)さんと言う女性の方されていますです。埼玉県出身、東京教育大学文学部卒業。
主な訳書に、エスター・ヒックス&ジェリー・ヒックス「引き寄せの法則 エイブラハムとの対話」(SBCreative)、ニール・ドナルド・ウォルシュ「神との対話」シリーズ(サンマーク出版)、ビル・エモット「日はまた昇る」、スタンリー・ビング「孫子もタマげる勝利術」(共に草思社)、オリヴァー・サックス「火星の人類学者」(早川書房)、ゲイリー・レナード「神の使者」(河出書房新社)、ドロシー・ロー・ノルト「一番大切なこと。」(PHP研究所)などがあります。
本の内容紹介

ここからは、この本の内容紹介などをしていきたいと思います。
この本では各パート毎に、次のようなテーマのお話が紹介されています。
Part1・引き寄せをガイドする”感情の驚くべき力”
Part2・事例に学ぶ”感情の驚くべき力”
オールを手放すための事例1〜33
エイブラハム・ライブ
「許容・可能にする術」のワークショップ
流石に本の内容全ては紹介できませんので、今回の紹介記事では主に、この宇宙を支配する3つの法則についてのお話と、この本のタイトルにも使われている、感情に従って幸せの川を下るとはどう言うことなのかについてのお話を紹介したいと思います。
願いが叶うのは、生命という名の(川の上流?)それとも(川の下流?)

今僕たちの目の前に(生命の川)と言う名前の川が流れているとして、その川にオールを積んだカヌーを浮かべたとします。(そのカヌーに乗るのはもちろん僕たちです)
この時僕たちは、川の(上流)と(下流)、一体どちらに向かうと願いが自然と叶うようになっていると思いますか?。多分多くの人はこんな質問をされたら、川の上流に向かう事こそが、願いが叶う当然の道だと信じていると思います。
実際世の中を見回してみると、川の上流に向かっている人の方が圧倒的に多いような気がします。ただ本書に登場するエイブラハムによると、どうやらその考え方は間違っているようなのです。何故間違っているといえるのでしょうか?。
エイブラハムはその理由について次のように語っています。
流れのなかのカヌー
エイブラハム・『オールを積んだカヌーを川に浮かべていると想像してほしい。あなたはカヌーの舳先(へさき)を上流に向け、流れに逆らって必死に漕ぎ始める。あらん限りの力で流れに逆らって漕(こ)いでいるあなたに、私たちが尋ねる。

「舳先(へさき)を下流に向けて、流れに乗ったらどうかな?」するとたいていはこう答える。「下流に向かう?だって、そんなのは怠けてるみたいじゃないか?」
「しかし、そんな頑張りがいつまで続くだろう?」と、私たちは聞く。「さあ、わからないが」と、たいていは答える。「だけど、頑張れるだけ頑張るのが義務、というか責任なんだよ」さらに見ていると、たいていの人たちはこう説明する。

「ここでは、みんながこうしているんだ」「母もそうしたし、母の母もそうだった」「それなりの人なら誰でも、一生懸命流れに逆らって努力するものだよ」「トロフィーや記念碑は皆、流れに逆らって頑張り続けた人たちの栄誉を讃(たた)えているじゃないか」
「それに」と人々はよく言う。「こんな風に頑張れば、死後にさらに素晴らしい報いがあるんだ」見ていると、あなた方は流れに逆らうのがだんだん上手になる。筋肉が発達し、船の形がスマートになり、効率のいいオールが見つかる。
私たちは流れに逆らって漕ぐことを正当化する様々な言い訳に辛抱強く耳を傾けるが、しかしいつも物質世界の友人たちにとって最も大事な事を語り続ける。それは、「上流にはあなたが望むものはない!」と言う事だ』。
う〜ん、なるほど。誰もが望むものは川の上流、つまり頑張って努力した先にあるものだと信じていますが、エイブラハムによると川の上流には、僕たちの望むものは何も無いんですね。
エイブラハムが「川」の上流に、僕たちの求めるものが何もないと知っている理由

エイブラハムよると、僕たちが求めているものはすべて川の流れの(上流)ではなく(下流)にあり、下流に行くためには、ただオール(努力や頑張るなど)を手放せばいいと言うことでした。
ではなぜエイブラハムは、僕たちの望むものは全て(上流)ではなく下流にあると語っているのでしょうか?どうやらそこには、次のような理由があるからだそうです。
エイブラハムは次のように理由を説明しています。
願望が起これば、あとは自然の力と法則に任せるだけでいい
エイブラハム・『私たちが「上流にあなたが望むものは何もない」と言うのは、あなた方の願望はもう実現しかかっている、と言う意味だ。
エンジンがなくても、押さなくても、丸い物体が自然に坂を転がっていくように、あなた方の願望もある意味では自然にそれ自身の結果に向かって転がっていく。いったん願望が起これば、あなたの仕事は終わりだ。あとは自然の力と法則に任せればいい。

この自然な発展のパターンは、川の流れに例えれば一番分かりやすいだろう。大きくても小さくても、あなた方の欲求は川に流れを足す事になる。
そして文字通りあなた方が求めた全ては下流にあり、そこでは望むものを簡単に発見し、経験し、所有し、生きることができる』。
う〜ん、なるほど。僕たちの願望はすでに実現しかかっていて、いったん願望が起これば、あとは自然の力と法則に任せればいいだけなんですね。
この宇宙を支配する三つの強力な法則とは

先ほどの話の中でエイブラハムは、一旦願望が起これば僕たちの役割は既に終わっていて、あとは自然の力と法則に任せておけばいいだけだと語っていました。
では、エイブラハムが語る自然の力と法則とは、一体どう言ったものなのでしょうか?
エイブラハムによると僕たちが暮らすこの宇宙には、次の3つの法則があるそうです。
その3つの法則とは
- 第1の法則・引き寄せの法則
- 第2の法則・意図的な創造の法則
- 第3の法則・許容・可能にする法則
と言う3つの法則です。
ではこの3つの法則とは、それぞれどう言った法則なのでしょうか?
第1の法則・引き寄せの法則とは?

最初に紹介するのは、第1の法則である(引き寄せの法則)についてです。
冒頭でも少し説明しましたが、この法則はとてもシンプルな法則で、簡単に説明すると、自分自身が発する波動に合致したものを自らに引き寄せると言う法則です。
エイブラハムは(引き寄せの法則)について、こんな説明をしています。
それ自身に似たものを引き寄せる
エイブラハム・『「引き寄せの法則」は「それ自身に似たものを引き寄せる」と言うことだ。この法則は何を意味するか。
最近起こった出来事で自分が評価されていないと感じていれば、「引き寄せの法則」が自分を理解する人たちを周りに引き寄せる事はあり得ない。それは「引き寄せの法則」に反する。

太っていると感じ、容貌が気に入らず、不幸だと感じていれば、楽しい気分や気に入る容貌を実現するのに必要なプロセスや心の状態を見出す事はできない。それは「引き寄せの法則」に反する。
人が自分を利用し、ウソをつき、侮辱し、所有物を損なっていると怒りを感じていれば、どんな行動をとっても、そのような不快な事が起こるのを防ぐ事は出来ない。それは「引き寄せの法則」に反する。

「引き寄せの法則」はシンプルに正確に、あなたが出している波動にぴったり対応する波動を無数の方法で返して寄こす。要するに、あなたに起こる事は全て、あなたと言う「存在」の現在の波動に完璧に合致している』。
う〜ん、なるほど。引き寄せの法則とは、僕たちが出している「波動」にピッタリ一致する波動のものを、あらゆる方法でそのまま返してくると言う法則のことなんですね。
第2の法則・意図的創造の法則とは?

2つ目の法則は、(意図的創造の法則)と呼ばれるものです。
エイブラハムによるとこの2つ目の法則は、誰もが自分の望む人生を意図的に創造していくために、とても大切な法則だと語っています。エイブラハムはこの(意図的創造の法則)について、次のように語っています。
自分が望む方に、意図的に思考と関心を向ける
エイブラハム・『二つ目の強力な法則は「意図的な創造の法則」だ。自分がこうしたいと思う方向へ関心と思考を意図的に向ける事で、選んだようになり、選んだ事をし、選んだものを手に入れられる。

この強力な法則によって、あなた方が住んでいる地球という素晴らしい星が現実化し、あなた方が見る全てが現実化した。
「見えない世界のソースエネルギー」がこの法則を応用して、強力に焦点を結んで、あなた方が地球上の人生とよんでいる環境を創造したように、あなた方が常に物質世界の最高のポイントから創造のプロセスを続けている』。
う〜ん、なるほど。「意図的創造の法則」とは、自分の望み通りの人生を創り出すための、自分の望む事に意図的に思考と関心を向け続けることを言うんですね
第3の法則・許容・可能にする法則とは?

最後は、第3の法則である(許容・可能にする法則)についてです。
エイブラハムによると、この3つ目の法則である(許容・可能にする法則)をマスターすることこそが、僕たちがこの時空世界に生まれた理由であると次のように語っています。
僕たちは(許容・可能にする法則)をマスターするために生まれてきた
エイブラハム・『この重要な法則の三番目を特に強調するのは、「許容・可能にする法則」をマスターするためにあなた方はこの時空の世界に生まれたからだ。あなた方がこの世界に生まれた目的である「意図的な創造者」になるには、この法則を活用する練習をしなければならない。
中略
意図的に経験を創造して本来の目的である楽しい人生を送るには、もっとずっと簡単な方法がある。それは「許容・可能にする術」を理解し、応用する事だ。これは、自分が欲するものの方へ意識的に穏やかに思考を方向づける方法だ。

私たちが説明した強力な「人生の川」を理解し、もっと大きな「本当の自分」を垣間見ることができれば、さらにこれがもっと重要だが、自分の仕事はただ「本当の自分」に自分を合わせる事だけだと納得できれば、「許容・可能にする術」はあなたの第二の天性になるだろう』。
う〜ん、なるほど。(許容・可能にする法則)と言うのは、自分が欲するものの方へ意識的に穏やかに思考を方向づけることであり、意図的に経験を創造し楽しい人生を送るためには、この(許容・可能にする術)を学ぶ必要があるみたいですね
?許容・可能にする術を学ぶには、一体どうすればいいの

ここまでのお話で分かったことは、
- ・僕たちの望むものは全て、川の上流(努力や頑張り)にではなく、川の下流にあると言うこと
- ・いったん願望が生まれたら、僕たちの仕事は終わりで、あとは自然の力と法則に任せるだけでいいと言うこと
- ・この宇宙には「引き寄せの法則」「意図的創造の法則」「許容・可能にする法則」という3つの法則があると言うこと
- ・僕たちは3番目の法則である「許容・可能する法則」をマスターするために生まれたと言うこと
- ・意図的に経験を創造し、本来の目的である楽しい人生を送るためには、自分が欲するものの方へ意識的に穏やかに思考を方向づける方法である「許容・可能にする術」を理解し、応用する必要があると言うこと
でした。
では意図的に経験を創造し、本来の目的である楽しい人生を送るために必要と言われる「許容・可能にする術」を、一体どのようにマスターすればいいのでしょうか?
エイブラハムはその方法について次のように語っています。
幸せの流れに乗る
エイブラハム・『そこで私たちは、本書を通じて、あなた方が自然な幸せの流れに乗るための力になりたいと思う。この本ではあなた方の人生で考えられるほぼ全ての状況を取り上げ、自然な流れに乗って進めるように指針を示し、提案をしよう。

あなた方が生まれつき持っている驚くべき感覚を再発見し、本当の方向を見定める役に立ててほしい。本書を読んで感情の驚くべき力を再発見すれば、あなた方はもっと大きな「見えない世界のソースエネルギー」の視点から、自分の幸せを「許容・可能にする」事が出来るだろう。それが私たちの願いだ』。
う〜ん、なるほど。「許容・可能する術」をマスターするには、僕たちが生まれながらにして持っている感情という感覚がとても大切で、本書にはその感情が持つ力を活用する方法が紹介されているんですね。
…以上で、今回の本の内容紹介はここで終了です。
ここから先のお話では、自分の思考を穏やかに望む方向へ向けていくための具体的な方法について、仕事や人間関係、お金や健康などなど、さまざまな事例を使って分かりやすく紹介されています。
今回の紹介記事を読んで本書に興味を持たれた方は、ぜひ1度読んでみてはいかがでしょうか。オススメの1冊です📕
終わりに
いかがだったでしょうか。
この本にはサブタイトルとして、「感情に従って”幸せの川”を下ろう」と言う副題がついています。このサブタイトルについて共同著者の一人であるジェリー・ヒックスは、本書の(はじめに)で次のように語っています。

常に自分の感情を指針としよう!
ジェリー・ヒックス『あなた方が良心とよんでいるのは、自分に染みついた(先人に植え込まれた)信念であり、それに照らして、生き方や行動や所有物の何が正しくて、何が間違っているかを判断している。
だが、この信念は外から押し付けられたものだから、今あなたの考え方に影響力を及ぼし得る者なら誰でも修正する事ができる。
中略
過去の幾多の文明や社会、宗教、支配者、指導者、教師が、(それに両親も)、それぞれ自分たちの信念を新しい世代に伝えようとしてきたために、どの良心に従うべきかをめぐって、今の世界には実に様々な相反する見解が存在している。それに暴力的な戦争も。

それでは、あなたはどの考え方、信念、良心に従って善悪を判断すべきなのだろうか?すると、こう自問する事になりはしないか?「誰の考え方、信念、あるいは良心を自分の指針にして行動するのが正しいのだろう?」
「感情に従って”幸せの川”を下ろう」と言う副題がついている本書が、その疑問に答える。
自分がもっと気持ちよく感じる生き方を発見する事が目的なら…..そして思考は信念と同じで、感情ともイコールであり、従ってそれが人生経験そのものだとすれば…また「引き寄せの法則」(要するに似たものを引き寄せると言う事)に従って思考を変える事で経験を変えられるなら…どの思考/信念が結局は一番喜びをもたらしてくれるのか、どうすれば確かめられるのか?
本書はいろいろな面でユニークだが、とりわけこの質問に答えるために書かれたと言う意味で他に類がない。そしてその答えは、端的に言えば「自分の感情を指針としよう」と言う事なのだ。

この本は、もっともっと豊かで充実した人生を送りたいあなたの為に書かれた。世界の改善や救済がテーマではない。世界は改善や救済を望んでいないし、必要ともしていない。(世界は欠陥商品ではない)。
簡単に言うと、エイブラハムの教えはもっと喜びに満ち溢れる満ち足りた人生を生きたい(それが本来の人生のあり方なのだから)、そして他の人たちにもそれぞれが希望する人生を送って貰いたい、と言うあなたのための教えだ』。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。

