皆さん、こんにちは。
突然ですが皆さんは普段、(感謝)ってしているでしょうか?。
例えば、人が何かしてくれた事に対してや、自分が持っている物に対してなど、感謝する対象って色々とありますよね。こう聞くと、(もちろんしてるよ!)っと答える方が殆どだと思います。
では、(猛烈な感謝)や(見境の無い感謝)と言うものについてはどうでしょうか?。これは決して口先だけで言う、(上辺だけの)感謝の事ではありません。
そしてこの、(猛烈な感謝)や(見境の無い感謝)がもし仮に出来るようになると、私たちの人生の全てが好転し、上手くいくようになるそうなのです。それは一体何故なのか…?。
そんな疑問に答えてくれる今回ご紹介する1冊はこちらです。『パム・グラウト著・桜田直美訳・「感謝」で思考は現実になる・サンマーク出版』
著者はこの本の(はじめに)の部分で、こんな事を書いています。
『あなたは、感謝の本当の力を知るチケットを手に入れた
ナポレオン・ヒルは「思考は現実化する」と言った。だがじつは、本当の力は、「思考」の中の、「感謝」にある。
もしもあなたが今、過去のことをくよくよと思い悩み、上手くいかない現実しか見えなくなっているのなら、今すぐに考えるのをやめて、代わりに感謝をしてみよう。』
う〜ん、感謝をする事と思考が現実化する事には、一体どんな関係があるのでしょうか?。
これから少しだけこの本の内容を紹介をしていきたいと思いますので、よかったら読んでいただけると嬉しいです。
それではお話の、始まりはじまり〜。
著者紹介
始めに、この本の著者と訳者の方を軽くご紹介したいと思います。
著者・ニューヨークタイムズ・ベストセラー作家でもあり、これまでに書かれた著作物は18冊(2019年時点)。それ以外にも今までに、映画の脚本を2本、舞台の脚本を4本、テレビシリーズの脚本を1本書いているそうで、アイフォンのアプリも2つ制作しているそうですよ。
元々本業はライターで、大学ではジャーナリズムを学んでいた事もあったそうです。主な書籍は、『こうして、思考は現実になる』『こうして、思考は現実になる2}、『こうして、夢は現実になる』(全てサンマーク出版)。
これ以外にも、『CNNトラベル』『ハフィントンポスト』『メンズ・ジャーナル』誌、『ピープル誌』などにも記事を書いているそうですよ。
ウェブサイトと旅行ブログサイトがあるそうなので、興味のある方はぜひ一度ご覧になってみて下さいね。
・公式ウェブサイトはこちら
・旅行ブログはこちらから
以前紹介した著者の記事はこちら・こうして、思考は現実になる
訳者・早稲田大学第一文学部卒の翻訳家の方で、これまでの訳書は『こうして、思考は現実になる2』『とりあえず15分から始めなさい』『こうして、夢は現実になる』『脳は(ものの見方)で進化する』(全てサンマーク出版)『THE CULTURE CODE 最強チームをつくる方法』『より少ない生き方』(以上かんき出版)『睡眠こそ最強の解決策である』(SBクリエイティブ)『生きるために大切なこと』(方丈社)『10% HAPPIER)(大和書房)『出来る人の人生ルール』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)『中国臓器狩り』(アスペクト)『10年後の世界』(角川書店)『アンネ・わたしたちは老人になるまで生き延びられた。』『長寿と性格』(以上清流出版)などがあります。
パム・グラウトさんの本の訳者と言えば、やっぱりこの方ですね。
本の内容紹介
ここからは、この本の簡単な内容紹介などをしていきたいと思います。
この本の前半部分では、何故引き寄せが上手くいかないのかについてのお話と、感謝と思考が現実化する(引き寄せの法則が正しく機能する)事との関係性についてのお話が書かれていて、後半では、欲しいものがなんでも手に入るようになる為に必要な、『感謝の周波数』に乗るために出来る、簡単なパーティーゲームと言うものが紹介されています。
著者は第1章のタイトルに、こんな題名をつけています。
『正しい「感謝」をすれば、欲しいものはなんでも手に入る』と。
う〜ん、ちょっとにわかには信じられませんよね?。感謝するだけで欲しいものがなんでも手に入るなんて…。
ではそもそも、感謝と思考が現実化する事には、一体どんな関係性があるのでしょうか?。
素晴らしい人生と問題だらけの人生を分ける要因とは?
まず著者は本の冒頭で、問題だらけの人生と、喜びの人生を分ける『あるもの』の存在について、こんな風に語っています。
私たちの思い込みや期待が宇宙に投影され、私たちがが送り出しているエネルギーの振動が、実際に人生で経験することを決める
パム・グラウト・『宇宙のエネルギーには、無限の可能性がある。私たちは、その中のごく一部だけを認識して、それに「現実」と言う名前をつけている。
私がFPと呼んでいる無限の可能性は、例えるならインターネットに似ているかもしれない。無限の資産をみんなに提供しているからだ。人は誰でも、その中から好きなものをダウンロードして、自分の人生に生かすことができる。
そして大抵の人は、親や社会に影響されて、この「FPクラウド」から何をダウンロードするかを決めている。そのため、遠い祖先と大体同じような現実をダウンロードしている。5歳の頃からダウンロードするものの中身が変わっていない人もいる。
この物質世界に存在するものは、全てエネルギーの波(またの名を「思考」)の状態から始まっている。形のないエネルギーが何らかの形になり、「もの」として私たちの周りに出現する。
例えばiPhoneも、最初はスティーブ・ジョブズとアップルのエンジニアたちの思考だった。彼らがまだ形のないアイデアに意識を集中したために、やがて実際に出来上がったのだ。
中略
また、iPhoneに入っているアプリやアドレス帳の中身が持ち主によって違うように、私たちがFPからダウンロードするものも、人によって様々だ。
中略
それぞれがダウンロードしたエネルギーは、電波となってそのまま宇宙に送信される。私たちの思い込みや期待が、宇宙に投影される。この電波が、私たちの人生を動かすエンジンだ。私たちが送り出しているエネルギーは目に見えない電波となり、同じ周波数を持つ状況や経験を引き寄せている。
つまり、あなたが送り出しているエネルギーの振動が、実際に人生で経験することを決めていると言うことだ。どんなエネルギーで生きているかによって、簡単に人生の問題を見つけて解決することができるのか、ずっと問題だらけの人生なのかが決まる』。
う〜んなるほど。
ここでのポイントは、私たちの思考自体もエネルギーで出来ていて、そして自分自身が発しているそのエネルギー(周波数)によって、自分たちが人生で経験する事が決まってしまうと言う点ですね。
人間の脳は、Google(Yahoo!)広告などと同じ機能を持っている?
そして次に著者が指摘するのは、人間の脳の仕組みについてです。
著者は人間の脳の仕組みというのは、GoogleやYahoo!などの広告配信システムと同じような機能を持っていると指摘しています。
ん !?、GoogleやYahoo!の広告配信システムと同じ…?
それは一体どういう事なのか気になりますよね?
著者はこんな説明をされています。
人間の脳は、幻想と現実の区別がついていない?
パム・グラウト・『私たち現代人は、頭蓋骨の中にある小さな物体に頼り切っている。でもその物体は、叶えたことのない夢を実現するようにプログラムされていない。どのようにプログラムされているかと言うと、以前見たことのあるものを、また見ようとするのだ。既に知っているもの、持っているものを、また見つけようとする。
人間の脳は、無限に広がる可能性にアクセスし、「さてこの人は、恋人と喧嘩するんじゃないか?とばかり考えているから、それを届けてあげよう」とか、「ずっとお金の問題がないか考えているから、一つ支払い期限の過ぎた請求書でも届けてやるか」などと考える。
つまり、人間の脳は、幻想と現実の区別がついていないから、「こうだったらいやだなぁ」こうだといいな」などの思考の中から、できるだけたくさん考えている事を選んで、現実にしようとするのだ。
これは、以前に検索したページの広告を出すGoogleの広告機能のようなものだ。皆さんも経験した事があるかもしれない。ブラウザを開くたびに、前にGoogleで検索したことと関連のある広告が目に飛び込んでくる。
例えば、テニスシューズを検索したとしよう。すると、これからWikipediaを開いても、フェイスブックを開いても、テニスシューズの広告が飛び出してくる事になる。または、ロサンゼルス旅行の検索をしたら、今度はロサンゼルス空港近くの安いホテルの広告ばかりになる。
つまり、私たちが見ているのは現実の本当の姿ではない。過去の怒りや恐怖が投影された、ただのホログラム(幻想)だ』。
著者は別の著書、『こうして、思考は現実になる2』と言う本の中で、この事についてこんな話をされていました。
宇宙は、あなたが豊かで健康である事を望んでいる。あなたに必要なものはなんでも与えたいと思っている。
それなのに、「生活が苦しくて仕方がない」とか、「景気は悪くなる一方だ」と文句ばかり言っていると、宇宙の方も、あなたが送り出すネガティブエネルギーと同じ周波数を持つものを送り出すしかなくなってしまう。
中略
宇宙はマクドナルドの店員さんと同じだ。エッグマックマフィンを頼んでいる人に、「こちらがオススメです」と言ってビッグマックを出すことはできないのだ。
う〜ん、なるほど。つまり、私たちが受け取っているものというのは、全て自分の発するエネルギーにマッチしたものを引き寄せてしまっているという事なので、もし引き寄せるものを変えたいのならば、私たちのエネルギーを変える必要があるという事ですよね。
感謝の周波数に乗れば、宇宙から愛される
先ほど、『あなたが送り出しているエネルギーの振動が、実際に人生で経験することを決めている』と書きましたが、だとすればこの自分が発するエネルギーを(良いエネルギー)に変える事が出来さえすれば、そのエネルギー(周波数)に応じたものが引き寄せられて現実化するという事になりますよね。
では、どうすればこのエネルギー(周波数)を変える事ができるのでしょうか?。そこで登場するのが、今回紹介する本のテーマにもなっている、(感謝)というものです。
感謝をすると自分が発するエネルギーを変える事が出来る理由について、著者は次のように語っています。
素直に驚き、感謝するだけで宇宙に愛される
パム・グラウト・『感謝の周波数に乗っている人は、いいものを引き寄せるエネルギーを発している。正しいときに、正しい人と出会う事ができる。難しい問題にぶつかっても、まるで奇跡のように解決策が出現する。
中略
幸せのオーラを出している人の近くにいると、それだけで自分の気分も上向きになる。その秘密は、彼らの言葉や行動にあるのではない。ただ彼らの近くにいると、幸せのオーラに包まれたような気分になる。感謝の周波数に乗っているときは、自分でも必ずわかる。とにかく人生がうまくいくからだ。
中略
強力に愛を引き寄せる電波を出したいのなら、遊び心が大切だ。世界の驚異に素直に驚き、そして感謝しよう。そう言う人だけが、宇宙に真剣に相手をしてもらえる』。
『感謝の周波数に乗っている時は、いいものを引き寄せるエネルギーを発している』。感謝とするといいと言うことは、こう言う事なんですね。
そして、強力に愛を引き寄せる電波出す為に大切なのは、遊び心だと著者は語っています?なぜ遊び心が必要なのでしょうか?
著者曰く、引き寄せが上手く行かない人にはある共通点があるそうなのです。それは一体なんだと思いますか?。
真面目さが引き寄せの邪魔をしている?
著者は2013年に、「こうして、思考は現実になる(サンマーク出版)」と言う本を出版されました。
この本は大ヒットし、ニューヨーク・タイムズ紙のベストセラーリストで1位を獲得し、全世界20カ国以上で翻訳され、日本でも20万部以上が売れたと言うことです。
そして、この本の出版後著者の元には、この本を読んだ読者から毎日のように、読者が実際に体験した「信じられないような奇跡」についての報告が多数寄せられてくるようになりました。
その中には、『500ドル当たったの!』と言う報告もあれば、「夢だった仕事に就く事ができた!」と言う嬉しいお知らせもありました。
ただ、そう言った喜ばしい報告がある一方で、こんな怒りのメッセージが送られてくる事もありました。『自分にはいい事なんて全く起こらない(怒)』と言った内容の文句のメールです。
そんな怒りのメールをいくつか読んでいるうちに、著者はある事に気づいたそうです。そのある事とは…
「引き寄せ」がうまくいかない人に共通していること
中略
パム・グラウト・『怒りのメールを読んでいて、気づいた事がある。それは、怒りのメールを送ってくるのは、たいがいまじめな人だと言うことだ。みんな、真剣に努力している。アファメーションをしたり、夢を視覚化したビジョンボードを作ったり、目標を紙に書いたりしている。
私も以前は、熱心にそう言うワークをやっていた。だからこそ、断言できる事がある。それは、努力しなければ何も変わらないと思い込んでいると、逆に奇跡が起こるのを阻止することになってしまうと言うことだ。
中略
どんな人でも、自分は宇宙に好かれていない、宇宙は私の望みを叶えてくれないと、心のどこかで思っているのでは無いだろうか?簡単に言えば、「自分にはいいことなんて一つも起こらない」と言う苦情のメールへの答えは、こう言う事だ。
自分が「感謝の周波数」に乗らなければ、より大きなものとつながる事はできない。聖なる電波塔から送られてくる無限の愛、可能性、喜び、自由は、不安や恐怖の声に頭の中を占領されている状態では受け止めきれないからだ。
普段の私たちは、宇宙とつながるパイプが詰まってしまっているような状態だ。宇宙からの無限の恵みを、常識という小さな器に無理やり押し込もうとしている。まるでシンデレラのお姉さんが、ガラスの靴に自分の足をねじ込もうとするように』。
う〜ん、どうやら引き寄せにおいては、(真面目さ)や(真剣さ)、(努力しなければ何も変わらない)と言う思い込みなど、一般的にはよい事だとされている事が、逆にいい引き寄せの足枷になってしまっていると言う事なんですね。
頭の中の○○○な声を聞くのを止める
ここまで読んでみて、(いやいやそんな感謝しただけで人生がそんなに簡単にうまくいくのなら、もっと大勢の人が幸せな人生を歩んでるはずでしょ!)っと思われた方もいるのではないでしょうか?。
確かに世の中には、日頃から感謝している筈の人がもっとたくさんいるはずですよね…。う〜ん、それは一体どうしてなのでしょうか?。
著者曰く、奇跡の人生を手に入れる為には、実は(感謝)の他に、ある一つの条件満たす事が必要だと言う事らしいのです。その条件とは、私たちの誰もが普段ついつい聞いてしまっている、頭の中で鳴り響く声を聞くのを止めると言う事です。
著者はこんな風に語っています。
頭の中の意地悪な声を聞くことをやめる
パム・グラウト・『奇跡を起こすエネルギー・フィールドとつながるのに、努力は全く必要ない。あなたがいい子でなくても大丈夫だ。何かの公式に従う必要もない。つまり、いつでも愛だけを与え、祝福だけを与えてくれる。
中略
ただし、たった一つだけ条件がある…..。その条件とは、頭の中の意地悪な声を聞くのを止める事だ。頭の中の意地悪な声を聞き続けていると、エネルギーに雑音が入ってしまう。
私たちが永遠に続く魔法の中で生きていないのは、私たちが、宇宙の電波を安定して受け取れていないからだ。
電波障害によって携帯電話やラジオに時々雑音が入るのと同じだ。宇宙から流れてくるエネルギーを、雲のようなものがブロックしているのだ。こちらの受信機の状態が悪いせいで、雑音が入ってしまっている』。
頭の中の意地悪な声を聞き続けてしまうと、エネルギーに雑音が入ってしまう?例えばそれってどんな状態なのでしょうか?
不機嫌な態度でいると、『もの』が消える?
例えばエネルギーに雑音が入る原因の一つに、(不機嫌)と言うものがあります。そして不機嫌な態度でいると、どうやらものが消えてしまうそうなのです。
著者は本の中で、実際にあったこんなお話を紹介されています。
ある女性の実体験談
『私は「こうして、思考は現実になる」と言う本の中で、ある女性の話を紹介した。彼女は「バスが来ない」と文句を言うのに忙しく、そのせいで待っていたバスが来ても気づかなかった。苦しみの周波数に乗っていたせいで、一番欲しいものが目の前にあっても気づかなかったのだ。
クリスティーンという読者も、この女性の話を読んで「なるほど!」と納得したけれど、その次の週には全く同じことをしていたという。
クリスティーンはブロガーの集まりに向かっているところだった。iPhoneの地図で道を確認したけれどGPSが機能していないのか、自分の現在地がきちんと表示されなくなった。
携帯電話の電波を受信しようと同じ場所を行ったり来たりしているうちに、どんどん腹が立って抑えられなくなってきた。そこで彼女は立ち止まり、目を閉じて、深呼吸をした。
そして目を開けると、なんと目的のビルが目の前にあったのだ。
「結局、目的地の前を3回も通り過ぎていたの。何度も何度も見たはずなのに、気が付かなかった」と、クリスティーンは言う。
つまり、不機嫌になっていると、バスやビルが「消える」と言う事だ。そう考えると、不機嫌なエネルギーを出しているときは、雑音が多く入るので、他にもたくさんのものを消してしまっているに違いない」。
2009年6月、「神経科学ジャーナル」と言う雑誌に、こんな研究結果が発表されました。機嫌が悪い状態の人は、脳の視覚野と呼ばれる部位(見ることを司る場所)が、情報を正しく処理できなくなり、そして、機嫌がいい人は機嫌が悪い人に比べ、探し物が見つかる確率が50パーセントも高くなると言う事が分かったそうです。
う〜ん確かに、忙しい時やイライラしている時に限って、探し物が見つからないって経験ありませんか?(朝出かける時に、家の鍵や車の鍵が見つからないとか…)
『雑音』が、願いの実現の邪魔をする?
人には誰もが叶えたい願望ってありますよね?。でも、なかなか叶わない願望というものもあると思います。それは一体何故だと思いますか?。
実はこの『願い』の実現を邪魔するものの一つに、『雑音』の存在が関係しています。
著者が言うには、私たち人間のエネルギーの中には、目には見えないかもしれませんが、エネルギーの「雑音」というものが常に存在しているそうなのです。(人によって雑音自体の強弱の違いはあるそうです)。
そしてこの(雑音)自体が、私たちの願いを叶い辛くしている原因だと言う事です。では具体的には、どんな事が雑音になってしまうのでしょうか?。
願いが叶うのをじゃまする「雑音」の正体
中略
パム・グラウトでは、どんな「雑音」が、私たちの願いを叶える邪魔をしているのだろうか?例えば、不機嫌、不幸、愚痴っぽい態度は、全てのいいものを遮断してしまう。腹を立てたり、人生の問題のことばかりを考えたりしていると、愛と恵みの周波数を遠ざけてしまう。聖なるエネルギーとの接続を切ってしまっている状態だ。
また、「人生に問題はつきものだ」「苦労しないと何も達成できない」と言った古い思い込みもそうだ。これに縛られていると、宇宙から送られてくる素晴らしい贈り物に気づかなくなってしまう。
雑音1・「努力しなければならない」という思い込み
私たちは生まれた瞬間から、「私はダメな存在だから、正しいことをするように努力しなければならない」と思い込まされる。
この「問題」に対処するために、私たちは普段から、自分の衝動を抑えるようにしなさいと教えられている。つまり、自分をコントロールしなさいというわけだ。
問題を見つけ、問題を排除する計画を立て、意思の力を頼りにレールを外れずに歩くこと—-これが、私たちに与えられている、間違った人生の課題だ。
中略
さらに悲しいのは、自分で自分を責め立ててしまうことだ。私たちは自分に向かって、「お前が悪い、お前は負け犬だ」と言い聞かせている。なぜそんなことをするのだろう?
中略
とにかく私たちは、自分に対してとことんまで意地悪だ。
自分の嫌いな部分を数えようと思ったら、いくらでも出てくる。
たるんだ二の腕、しんとした場所で大声を出したくなる欲求、仕事を休んで趣味に没頭したいという気持ち、この全てが敵だ。そうやって自分自身と戦った結果、人類全体に足枷をはめることになってしまった。
コントロール、規律、防御。私たちは、人生で大切なのはこの3つだと教えられる。でも実際は、この3つを大事にしながら生きていると、本当の自分から切り離されてしまう』。
う〜ん、自分に厳しくしてしまう。これついついやっちゃいますよね💦
雑音2・頭の中の声
『私たちの頭の中で起こっている事に比べたら、水攻めの拷問だってかわいいものだ。頭の中で絶え間なく流れる声が、自分に足りないものばかりしつこく指摘してくれる。
この意地悪な声は、失敗を大声で責め立てて、改善の必要があるところばかりを並べた長い長いリストを作ってくれる。
「もっと死ぬ気で努力して、もっといい人になりなさい」と、その声は言う。新しい自己啓発本が出るたびに私たちをせっつき、「自分のために読みなさい」と、その声は言う。
この声が言いたい事はただ一つ。それは、「お前はダメだ」と言うことだ。どうやら私たちには、他の人にはない重大な欠点があるようだ…中略』。
うんうん、これもついついやってしまいますよね…💦
著者はこの話の続きで、こんな事語っています。
「自分の為にできる一番いい事は、自分を批判することではなく、幸せになることだ」。
「頭の中にずっと居座っている声を信じる事もできるし、耳を塞ぐこともできるし、全く別の声に変えることもできる」と
雑音3・ネガティブ思考
『ネガティブ思考をしすぎると、頭の中にいる意地悪な声はますます得意になって、雑音の壁を築いてしまう。
願いを叶いにくくするネガティブ思考の例をあげよう。
- ・いい思いができる人は一握りしかいない
- ・親切にしたらつけ込まれるだけだ
- ・本音で生きたら友達を失ってしまう
- ・夢を追い求めたら笑いものになってしまう
- ・楽しい事をするのは危険だ』
これも分かりますよね。一度ネガティブ思考に陥ってしまうと、
なかなかそこから抜け出せなくなってしまうんですよね💦
雑音4・間違った批判
『何かに対して批判的な考えを持つと(「なんてつまらないパーティーに来てしまったんだ」「このタクシーはいつまで経っても着かないな」「せっかく時間を取ったのに、この人はなんて退屈な人なんだ」など)、本当の世界は見えなくなってしまう。
気に入らないことで頭の中が占領されてしまうと、世界に存在する無限の可能性に気づけなくなるのだ。
中略
「批判しない」と言うのは、ただ他人を批判しなければいいだけではない。「ここに望むものがない」と意識を閉じるのではなく、「どこにあるのだろう?」と意識をオープンに保つと言う意味でもある。
いかがだろうか。あなたの頭の中で「勝手に鳴り響いている」声が、願いを叶えるためにどれだけ邪魔になっているかがご理解いただけただろうか?
そして厄介なのは、頭の中の声をいくら黙らせようとしても、この声が完全に消えることはないと言うことだ』。
残念ながらこの頭の中で鳴り響いている声と言うのは、完全に消す事自体は出来ないそうなのです…。
ではどうすればいいのかと言うと、声(雑音)自体を消す事は出来ませんが、声に新しい役割(仕事)を与えて、頭の中で鳴り響く意地悪な声がその仕事に気を取られているうちに、自分の中にあるもう一つの、自分を励ます(静かで優しい声)に登場してもらうと言うものです。
感謝と努力、どっちの方がより大切?
願望を叶える際、もし感謝する事と努力する事のどちらがより大切かと聞かれたら、皆さんだったらどっちがより大切だと答えますか?。多分多くの人が、(そんなの努力に決まってるでしょ!)っと答えるのではないでしょうか?。
確かに普通はこう考えますよね。でもどうやらこの考え方は、かなり間違った思い込みなのかもしれませんよ。
著者はその理由について、こんな事を語っています。
「感謝するより、努力する方が大切」は本当か?
『中略
この世界は、無限の可能性というエネルギーを送信する電波塔を求めている。つまり、光と愛が放つ見えない力を信じる人を求めているのだ。
自分では気付いていないかも知れないが、今この瞬間にも、あなたは「全体の意識」に参加している。あなたの思考、あなたのエネルギー・フィールド、あなたの周波数が、宇宙に電波を送り出している。それは、不足と限界の古い物語を作る事もできれば、光り輝く新しい物語を作る事もできる。
中略
古い物語によると、思考も、信念も、大した力を持っていない。何か変化を起こしたかったら、努力して、コントロールして、行動を起こさなければならない。でもこれは、間違った思い込みだ。そしてあなたも知っているように、この「常識」が、今まさに覆されようとしている。
2015年8月、科学雑誌の「ネイチャー」で世界を驚かすような研究が紹介された。ここにあるもの(例えば私たちの思考)が、向こうにあるものに影響を与えるということが、ついに証明されたのだ。
遠く離れた物体が互いに影響を与え合うというのは、量子論の核になる考え方の一つだ。二つのダイアモンドを約1キロ離れた場所に置くと、それぞれの中にある電子が、同時に回転する方向を変える—–これは確かに、伝統的な物理学にとっては衝撃的な発見だ。
中略
この実験によって、地球上の全ての存在が全て繋がっている事が証明されたからだ。言い換えると、私たちの意識には、とてつもなく大きな力がある事が証明されたのだ。
この量子論について解説しているとても面白い動画があるので、
もし良かったら見てみてください。
後ほど、全てのものが繋がっていると言う事がよく分かる、とても面白いお話を紹介したいと思います。
人間の『意識』が持つ力とは?
先ほど、人間の意識にはとてつもない大きな力があると書きましたが、では一体それがどういう意味を持つのでしょうか?。著者はこんな事を語っています。
量子力学が証明した、「意識」の力
「量子力学が提唱する新しい世界では、すべてのものが繋がっている。私たちの誰もが、全宇宙のエネルギー・フィールドを構成する重要な一部分だ。つまり、誰かが何かに意識を集中すると、そこにエネルギーのさざなみが起こる。
私たちの意識は、自分だけではなく、全宇宙に影響を与える。すべての行動、思考、思い込みが、宇宙に影響力を持っている。
ドイツ人物理学者のハイゼンベルグによると、人は自分が見ているものすべてに影響を与え、変化させる。何かをただ見るだけで、その何かの分子を変え、原子を変え、エネルギーを変えるほどの力を発していると言うことだ。
私が何を見ても、私が何をしても、この世に存在するすべてのものに影響を与えている。
プリンストン大学物理学教授のジョン・ホイーラーは、「諸君、申し訳ないが、自分はただの傍観者だと言う考えはもはや通用しない」という有名な言葉を残した。
私たちはどんな時でも、見るもの全てに影響を与えている。ホイーラー教授は、この現象を「深くて幸福なミステリー」と呼んでいた。
感謝の気持ちで世界を観察すると、美しいものや、素晴らしいものばかりが目に入る。その状態になると私たちは、今度は愛や魔法、奇跡のエネルギーを放出するようになる。この「感謝の振動」は、地球上で最も強力な周波数だ。全世界を明るく照らす力を持っている。
私たちの誰もが、自分が持っているこの影響力を過小評価している。しかし本当は、どんな小さな行動でも、全人類に影響を与えているのだ』。
『量子力学が提唱する新しい世界では、すべてのものが繋がっている。』
う〜ん、これって本当なのでしょうか?。
実はこの現象を証明する、ある不思議なお話がこの本の中に紹介されていました。
テレパシーは存在するのか?
今回紹介している著者の前作に、「こうして、思考は現実になる」と言う本がありますが、その中に、(101匹わんちゃんの法則)と言う、いわゆるテレパシー実験のお話が書かれていました。今回紹介するお話は、その法則を用いたものでもあります。(詳しい仕組みや方法について知りたい方は、ぜひ本書を手に取って読んでみて下さいね。)
パム・グラウト・『この話の主人公は、自己啓発の大家ディーパック・チョプラだ。と言うよりも、彼のアシスタントと言った方が正確かもしれない。
アシスタントの女性は、なんとかしてチョプラと連絡を取ろうと必死になっていた。その時チョプラはアフリカにいて、電話もインターネットも使えなかった。
大抵の人だったら、その時点で「真実」を受け入れ、チョプラと連絡を取るのは無理だと諦めるだろう。
しかし、彼女は違った。私が『101匹わんちゃんの法則」と呼んでいる方法を使って、チョプラに念を送ったのだ。すべてのものは見えないエネルギー・フィールドで繋がっているのだから、どんなに離れていても気持ちは必ず届く—–これが、「101匹わんちゃんの法則」だ。
アシスタントの女性はこんな念を送った。「ディーパック、どうしてもあなたと連絡を取らなければならないの。今すぐ電話してください」
この物語の結末は、おそらく予想がついているだろう。それから数時間のうちに、チョプラから電話があったのだ。そして、これは特別な人に起こった奇跡や偶然などではなく、誰にでも起こる「当たり前のこと」だ』。
いやぁ〜、ビックリですよねぇ!遠く離れている人に念を送ったら、
ちゃんと通じてしまうなんて。しかもこれは特別な人にだけ起こる現象ではなく、実は誰にでもできるそうなので、皆さんもよかったら試してみてはいかがでしょうか?(やり方は著者の本に書かれていますよ!
感謝することで手に入るものとは?
ここまで読んで頂いて、何となく感謝すると良いことがあるんだなぁ〜って感じの事は分かって頂けたと思います…多分。では最後に、感謝をすると具体的には一体どんな良い事が起こるのかと言う事について、少し紹介してみたいと思います。
著者はこんな事を語っています。
感謝することで受け取れる「4つの贈り物」とは
中略
パム・グラウト『今とは違う周波数、具体的には感謝の周波数で振動するようになれば、人生の全てが変わるだろう。例えば絶対に不可能だと思っていたことが実現したりする。
中略
この本で説明している「感謝の周波数」に乗る事ができれば、次の4つの贈り物を受け取るだろう』。
あなただけが受け取る贈り物①宇宙があなたの味方であるという証拠
パム・グラウト・『それは「シンボル」の形で現れる。何かの「教え」や「導き」が必要になるたびに、このシンボルが目の前に現れるだろう。大袈裟なものではなく、ちょっとしたヒントや、ウィンク、頷きのようなものだけど、確実に正しい道を教えてくれる。
中略
カトリック教会の最高位聖職者であるフランシスコ法王は、何か問題があったり、助けが必要になったりするたびに、白いバラが目に入るという。白いバラは、法王にとっての合図だ。神からのメッセージだ』。
ちなみに私ぺんぎん1号の場合、『宇宙があなたの味方であるという証拠』
は何かと言うと、それはぺんぎんさんであります🐧。自分が正しいと思う道を進んでいる時には必ずぺんぎんのシンボルを見かけるので、自分にとってぺんぎんはそう言うシンボルなのだと思っています。
あなたが受け取る贈り物②自然界からの愛
パム・グラウト・『『それは1羽の鳥かもしれないし、一本の木かもしれないし、または夜空に広がる天の川かもしれない。自然の美しさ、喜び、ワクワクするような楽しさに心を開けば、人間と言う存在の限界を簡単に超えることができる。
中略
アラジンの魔法のランプは三つの望みしか叶えてくれないけれど、自然は無制限に叶えてくれる』。
本書の中ではここで本当にあった話として、ある戦場で心に傷をを負った元米海兵隊員だった人物の、とても不思議なお話が紹介されています。
あなたが受け取る贈り物③見えない仲間からの合図
パム・グラウト・『『先に断っておかなくてはいけないが、「もう一つの世界」と言う呼び名は、実は間違っている。世界は一つだ。ただ私たちが「現実」だと信じている側面と、「奇跡」と解釈している側面があると言うだけだ。
「生きるのは辛い」モードに入ると、「奇跡」の側面の方は意識の外の方に追い出されてしまう。
中略
現実は多層構造になっていて、今は見えていない世界にも、あなたを助けたいと思っている存在がたくさんいると言うことだ。私たちは、肉体のある相手としか意思の疎通が出来ないと思い込んでいる。そのため、見えない仲間が送ってくれるメッセージをたくさん見逃してしまっている』。
これに関するお話も、本当にあった話としてこの本の中で紹介されていますよ。
あなたが受け取る贈り物④思い込みから解放される
このお話を読むと、お金=苦労して手に入れるものだと言う考え方は、単なる思い込みだと言う事がよく分かると思います
中略
パム・グラウト・『今から20年前、私はあるワークショップに参加することに決めた。場所は私の住んでいるカンザス州から遠く離れたケープコッド半島で、受講料は1500(2023/1/15 現在・約21万7,140円)ドル。
当時の私はフリーライターを始めたばかり(大抵の人は「無職」と呼ぶような状態)だった。銀行口座にはおそらく59ドル(2023/1/15現在・約8,547円)ぐらいしか残っていなかっただろう。
三人の友人に事情を話して相談すると(バカなことをしたものだ)、やめたほうがいいと言う答えが返ってきたが、それでも私の決意は揺るがなかった。ちなみに、友人たちの意見は以下の通りだ。
- ・「いつまで夢みたいなことばかり言ってるの!」
- ・「無理に決まってる」
それでも私は、宇宙はなかなかの策略家だと言うことを知っていたので、とりあえず前払金の50(2024/1/15/現在・約7259円)ドルを支払った。
体験者だから言えるのだが、銀行口座に59ドルしか残っていない状態にまでなると、「お金を自分の力で管理する」と言う考えを簡単に捨てる事ができる。私の場合は、「どう考えてもワークショップに通うお金がない」と言う「真実」を、とにかく無視するしかなかったのだ。
前払い金を支払ったその日の夜、知らない女性から電話があった。新しく始めた会社で、私と一緒にあるプロジェクトをやりたいと言う話だった。彼女の会社が乳がん患者のために開発した人工乳房の素材を雑誌で紹介したいので、私に記事を書いてもらいたいという。
記事は2時間で書き上がった。記事が雑誌に出た効果で、彼女の会社は、25万(2024/1/15日/現在・約3,628万9,737円)ドル近くの売上があった。
そして、執筆料として受け取った2000(2024/1/15/現在・約29万318円)ドルは、ワークショップの受講料と、ケープコッドまでの飛行機代で必要な額とピッタリ同じだったのだ』。
う〜ん、凄いですよね。パム・グラウトさんの本の中には、こう言った不思議な方法で願いが叶ったと言う実体験談が沢山載っていますので、もし興味がある方は、ぜひ1度読んでみる事をお勧めします。きっと参考になると思いますよ!。
終わりに
いかがだったでしょうか。
(感謝の周波数)に乗る事さえできれば、どんな願いでもどんどん叶っていくと言う事がならば、当然(感謝の周波数)に乗る為の具体的な方法を皆さんも知りたいですよね?。
この本の後半では、この感謝の周波数に乗るための(パーティーゲーム)と呼ばれる、20個の方法が紹介されています。どれも決して難しいものではなく、楽しくゲーム(遊び)感覚で出来るものばかりが紹介されていますので、誰でも気軽に出来ると思いますよ。
もし今、(私の人生、なんかイマイチパッとしないんだよなぁ〜)っと思い悩んでいる方は、試しに一度この本を読んでみて、(感謝の周波数)に乗ってみてはいかがでしょうか?。
きっと人生がいい方向に変わると思いますよ!。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。