皆さん、こんにちは。
引き寄せの法則ではよく、「いい気分でいると、いいことが引き寄せられてくる」と言われたりします。…っと言うことは逆に、「嫌な気分でいると、嫌なできごとが引き寄せられてきてしまう」と言うことになりますよね。
だとすると、嫌な気分(感情)を感じるという事は、何となくよくない事だと思ってしまうかもしれません。でも実は、嫌な気分(感情)を感じることができるという事は、僕たち人間にとって、とてもありがたい事のようですよ。
今回紹介するお話は、そんな「引き寄せの法則」と「感情」をテーマにした、「引き寄せの法則的、感情が持つ役割についてのお話」を紹介してみたいと思います。
興味がある方は、気軽に読んで頂けると嬉しいです。
感情にはどれだけの種類があるの?

喜怒哀楽という言葉が示す通り、人間には様々な気分(感情)がありますよね。
でも実は、僕たち人間がどんな時でもアクセスできる感情というのは、たった2つの気分(感情)しかないそうなのです。その2つとは、「よりいい気分」になるか「より悪い気分」になるかの2つだというです。
以前こちらブログで紹介した、エスター・ヒックス&ジェリー・ヒックス著 本田健訳『The Vortex 新訳 人間関係と引き寄せの法則 パートナー・家族・セクシュアリティの秘密』(SB Creative)という本の中に、エイブラハムのこんな言葉が紹介されています。
いつでも僕たちがアクセスできる感情には2種類しかない
エイブラハム・『どの瞬間でも、あなたがアクセスできるのは、実は2つの感情だけだ、ということもできます。それは、「よりいい気分」か「より悪い気分」かの2つです。

どんな状況でも、何にフォーカスしていたとしても、そこから見つけられる中で最も良い気分になるような思考を探そうと心に決めれば、「インナービーイング」「源」、あなたが望むすべてのものと、関係を築いていくことができるでしょう。
すると、あなたの人生は喜びが絶えないものになります』。
う〜ん、なるほど。感情にはたくさんの種類があるように思っていましたが、実は「良い気分」か「悪い気分」かの2種類しかないんですね。
嫌な気分を感じるってよくないの?

引き寄せの法則では、よくこんな言葉を耳にします。「いい気分でいると、いいことが引き寄せられてくる」。…っという事は逆に、嫌な(悪い)気分を感じていたら、嫌な出来事が引き寄せられてきてしまう、ということになりますよね。
う〜ん、だとしたら、「いい気分」だと感じる感情の方はあったほうがいいけれども、「嫌な気分」だと感じる感情の方は、正直無い方がいい気もしませんか?
では、嫌な(悪い)気分を感じる感情というのは、一体何のためにあるのでしょうか?
こちらも以前ブログで紹介した、エスター・ヒックス&ジェリー・ヒックス著 本田健訳『新訳 引き寄せの法則 エイブラハムとの対話』(SB Creative)と言う本の中に、「感情の役割」についてのこんなお話が紹介されています。
「感情のナビゲーションシステム」は、休まず稼働している
エイブラハム・『あなたの中にある素晴らしい「感情と言うナビゲーションシステム」は、とても役に立ちます。「引き寄せの法則」は、気づいていても気づいていなくても、常に作用しています。
たとえ望まないものでも、それに思考を向け続けていると、法則によってどんどんその思考が大きくなって、結果としてその思考に合った出来事や状況を引き寄せてしまうのです。

「感情のナビゲーションシステム」の存在を知って自分の感情に敏感になると、望まないものに思考が向いていても、早い段階でそれに気づけるようになります。

そして、すぐに思考の方向転換をすることで、望むものを引き寄せられるようになるのです。感情に鈍感だと、望まないものに思考が向いていても、なかなかそれに気づけません。
すると、その思考が大きく強力になって、それに一致した望まないものを引き寄せてしまいます。そうなると、対処がさらに難しくなります』。
う〜ん、なるほど。望まないことに思考が向いてしまっている場合でも、「感情というナビゲーションシステム」があるおかげ、僕たちはすぐに思考を転換し、望むものを引き寄せられるようになるということなんですね。
望まないことについて考えると、どうして嫌な気分(感情)を感じてしまうの?

感情というナビゲーションシステムによって、誰でも「望むこと」について考えていると「良い気分」を感じますし、逆に「望まないこと」について考えていると「嫌な気分」を感じると思います。
ではなぜ、「望まないこと」について考えていると、僕たちは「嫌な気分を感じる」ようになっているのでしょうか?
そこには、僕たちの目には見えない「内なる存在」が関係しているそうなのです。嫌な気分(感情)を感じてしまう理由についてエイブラハムは、次のように説明しています。
「内なる存在」は、感情を通してコミュニケーションを取る
エイブラハム・『あなたは、この物質界に生まれた身体以上の存在です。素晴らしい身体をもつ創造者であることに間違いはありませんが、同時に別の次元にも存在しています。
あなたの中には、目に見えない存在が、同時に存在しています。わたしたちはそれを「内なる存在」と呼んでいます。あなたの感情は、内なる存在との相対的な関係を教えてくれる指標なのです。

あなたがある物事に対して特定の見方や意見を持っているのと同じように「内なる存在」も、そのことについてある見方や意見をもっていて、「感情」は、それらの意見が一致しているのかどうかの指標なのです。
中略
あなたの「内なる存在」、つまり「ソースエネルギー」は、常にあなたの最大の利益になることを考えています。あなたの考えがソースと一致していると、ポジティブな引き寄せが起きます。
中略

あなたの波動と「内なる存在」の波動のギャップがあるかどうかを、素晴らしい感情のガイダンスが常に知らせてくれているのです。そのガイドは常にあなたをサポートしているのです』。
う〜ん、なるほど。僕たちには「内なる存在」と呼ばれる、常に僕たちの最大の利益になることを考えている存在がいて、「僕たちの見方や意見」と「内なる存在の見方や意見」が一致しているのかどうかを、感情を通して教えてくれる、と言うことなんですね。
感情を使わなくても、思考を使えば簡単に分かるのでは?

感情と言うナビゲーションシステムを使えば、自分の思考がたった今、「望むこと」の方に向いているのか、それとも「望まないもの」の方に向いているのかどうかが分かるというお話でした。
でも、わざわざ感情と言うナビゲーションシステムを使わなくても、自分の思考を使えば、どちらに向いているのかなんて簡単に分かるような気がしませんか?
「思考」ではなく「感情」に注意を向ける理由についてエイブラハムは、次のように説明しています。
思考を監視するよりも、感情に注意を向ける方が簡単!
エイブラハム・『物質界のみなさんがこの強力な「引き寄せの法則」を知って、思考によって物事が引き寄せられてくることがわかると、思考に対して用心深くなって、一つ一つの思考を監視してしまうことがあります。

しかし、思考を監視することは難しいでしょう。というのも、人はいろんなことを考えるものですし、「引き寄せの法則」によって、さらに多くの思考を呼び寄せることになるからです。
思考を監視するのではなく、シンプルに感情に注意を向けてみましょう。あなたが選んでいる思考が、より広く、経験豊かで、愛に満ちた「内なる存在」の考え方と一致していないとしたら、あなたの心はザワザワし、落ち着かなくなります。

そこで、気分がよくなる考え方にすぐに意識を向け直すことで、よい結果にもつながります』。
う〜ん、なるほど。「思考」を監視するよりも、「感情」に注意を向ける方が、自分の思考が今どちらに向いているのかと言うことを、簡単に知ることができると言うことなんですね。
終わりに
いかがだったでしょうか。
今回は、「引き寄せの法則」と「感情」をテーマにした、「引き寄せの法則的、感情が持つ役割についてのお話」を紹介しました。
感情はナビゲーションシステムであり、もし「気分が悪くなる事を考えている」ことに気づいたら、「気分がよくなる考え方にすぐに意識を向け直す」ことで、よい結果につながるということでした。
気分のよくなる考え方に意識を向け直す方法について知りたい方は、こちらも以前ブログで紹介した、『エスター・ヒックス&ジェリー・ヒックス著 吉田利子訳実践 引き寄せの法則 感情に従って”幸せの川”を下ろう』(SB Creative)と言う本の中に詳しい方法が書かれていますので、ぜひ1度読んでみてはいかがでしょうか📕。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。

